
人間誰しも同じです。以前、ゲームが面白いからあれ買ってと言った事がありましたが、4才前後では、まだゲームは無理です。見るだけなら面白いですが、いざ自分が手にした時に充分に使いこなし、楽しく遊べるとは思えません。見た目に面白いからと言って、すぐそれを買う訳にはいきません。小学校高学年から中学校にかけて欲しくなる時期が来るのです。
その代わりに、マンガのビデオテープを買いました。これがわが家でひとつの出来事になろうとは、その時点で思いもしませんでした。壊れたオモチャでも自分が好きなオモチャであれば、遊びます。そして、遊び飽きると、ビデオをかけてあげます。そのビデオも一晩に何回もかけなおします。ある日、ビデオを非常に、おとなしく静かに、見ているので喜んでいました。ところが、テープを何回もかけ直すことで、食事もせず、風呂にも入らず、テレビに熱中するようになったのです。今、見ているものが、終ってから食事をしますので、おかずの暖め直しやお風呂に入るのも二度手間です。これは親の責任です。知らずして、そのように仕向けて行ったのかも知れません。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|